『学習の友』2022年４月号の出張校正２日目です。
本誌は印刷工程の都合上、２日目で４割弱の誌面が校了となります。
大ざっぱにいえば、定期号の場合、「平台（ひらだい）」と呼んでいますが、雑誌本体の前後、合計で35頁程度と、表紙まわりが２日目の校了分です。
「本文」と呼んでいる、本体内側の60頁弱が最終日３日目で校了となり、これで編集者の手から完全に離れて、あとは印刷所の手に委ねられることになります。
ごく稀に、校了後の「白焼き」で赤を入れるようなケースもないわけではないですが、原則として校了した時点で、誤字がでようが何だろうが、とにかく印刷があがるのを待つのみです。
誤字・脱字はもちろんのこと、「この表現でつうじるか？」など、念入りに読むようにしていますが、誤解を恐れずにいうと、とにかく期限がきまっているのですから、最後はアキラメが肝心。
校正はできれば複数で、それも編集担当者以外の方に、先入観なしのニュートラルな頭で読んでもらいたいですし、本誌もそういう態勢をとるようにしています。
編集の頭と校正の頭って、やっぱりちょっとちがんですよね。
編集作業中にまちがいをみつけて直すことももちろんありますが、編集と校正はまったく別ものの作業なので、編集者が校正する場合は、少し時間を置いて頭を切り換えるなどしないと、誤字や脱字をみつけることはできません。
はいはい。
ひとりごとをのべてしまいました。
校正にもどります。
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