大幅改訂! 勤通大・労働組合コースのススメ
思い切った受講拡大で組合運動の飛躍をつくろう!
1.資料解説も本文に組み込んで工夫
従来は見開きの左ページに本文、右ページに資料を載せる編集の形でしたが、今回は基礎理論コースと同様に本文を基本にして記述しています。資料ページの記述は本文の中に組み込んだり、脚注やコラム欄を活用するなど工夫しました。
2.組合運動の飛躍をめざし、運動の原則や基本を丁寧に解説
情勢の変化やたたかいの前進・後退のなかで変えていかなくてはならない点について補強しました。ただし、労働組合運動の原則や基本は変わらないのですから、その部分の大きな変更はありません。
労働組合運動の課題は、労働組合運動の原則や基本について系統立てて話を聞くのははじめてという仲間がたくさんいることだと思います。テキストを仲間に広げて学習をし、確信を持って運動に携わってもらうことが、さらなる運動の飛躍につながると思います。
3.記述が大きく変わった点
①全労連が2015年から開講している「労働組合入門わくわく講座」とのつながりを重視しました。第1章の記述を新しくし、労働組合の原則や基本をわかりやすく系統的に記述しなおして、利潤の生まれるしくみや賃金とは何かなどを本文に組み込みました。
②日本国憲法、労働組合法、労働契約法、労働基準法、労働安全衛生法など、実際の組合活動に必要な憲法・法律と運動の関係を重視しながら、その内容を充実させました。
③ジェンダー平等に関する記述を強化しました。この間の運動の前進の過程をふまえて経過を整理しています。
④公務・公共労働者のたたかいの役割や位置づけにかんする記述を抜本的に増やし、第4章第5・6節でそれぞれ国家公務員・地方公務員の役割や組合運動について補強しています。
⑤労働組合活動の日常活動の強化などについて、2015年に学習の友社で刊行した『実践労働組合講座』全3巻とのつながりを重視して記述を補強しました。
⑥世界的な新型コロナウイルス感染による世界の変化の状況を受けて、コロナ後の社会を展望しつつ社会変革における労働組合の役割を補強して記述しました。
4.大きな変化のただなかにあるいまこそ、学習を力に飛躍を
新型コロナウイルスの世界的感染のひろがり(パンデミック)は、世界中の社会の矛盾を大きく映しだしました。新自由主義的構造改革の破たん、「格差と貧困」のひろがりを拡大する資本主義経済の根本的矛盾があきらかになってきています。当たり前の生活や人生をおくりたいと願う労働者・国民の要求を実現するために労働組合は何をなすべきか問われています。その答えを考え導きだすための学習として、全労連「わくわく講座」や組織ごとの学習資材から勤通大へと系統的に学びすすめていただくことを呼びかけます。
■労働組合コース目次(予定稿)
◇第1部 労働組合の基礎
第1章 労働組合とは
第1節 人間らしく働くことと労働組合
第2節 私たちが生きている資本主義社会とは?
第3節 労働組合の誕生と資本主義社会
第4節 労働組合の性格と役割
第2章 労働者と労働組合の権利
第1節 日本国憲法と人間らしく働くルール
第2節 労働組合に団結し、たたかう権利
第3節 労働者の権利の特質と権利闘争の原則
第4節 国際労働基準を日本のものに
◇第2部 要求をかちとるためには
第3章 労働者・労働組合の要求とは
第1節 労働者・労働組合の要求と組織化
第2節 労働者の基本要求
第3節 職場でのジェンダー平等の実現
第4章 労働者・国民の暮らしをよりよく
第1節 ルールある経済社会をめざすたたかい
第2節 制度・政策要求の意義とたたかい
第3節 労働法制改悪とのたたかい、雇用問題と働くルールの確立
第4節 税制と社会保障の充実
第5節 国の公務労働と労働組合
第6節 地方自治体の公務公共労働と労働組合
◇第3部 たたかいの基本方向
第5章 労働組合を強く大きく
第1節 労働組合を強く大きくするために
第2節 元気の出る活動と組織のあり方
第3節 ナショナルセンターの役割と国民的共同
第6章 よりよい社会と日本の未来
第1節 よりよい社会に変える労働組合運動
第2節 労働組合の平和と国際連帯の活動
第3節 世界の新たな流れと日本の未来
第4節 労働組合と社会変革
【基礎学習】
1 自然発生的なたたかいから労働組合の結成へ
2 日本初のナショナルセンターの結成
3 戦後初期の嵐のようなたたかい
4 戦闘性を回復した日本の労働組合運動
5 政府・財界の反動攻勢と新しい労働組合運動の形成
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