3年ぶりに開講する、テキストを全面改訂した、勤労者通信大学・基礎理論コース。
本日、テキストができあがりました。
新テキストは、第1部哲学、第2部経済学、第3部階級闘争論というこれまでと同じ構成ですが、各部を3章編成、計9章の編成にしています。
そして、科学的社会主義の理論の発展、および現代社会の矛盾の深化と労働者・市民の闘いの前進を考慮して、より現代的な叙述を心がけました。
第1部では、テキスト全体への導入として、人間論からはじめました。
それは、科学的社会主義の基礎理論が人間の解放をめざすものだからです。
そのうえで、唯物論、弁証法、および史的唯物論をできるだけ現実の問題に引きつけて叙述するとともに、未来社会への展望をのべています。
第2部では、資本主義経済のしくみをわかりやすく叙述しています。
同時に、現代社会における労働の多様な発展や、資本主義のグローバル化、ICT(情報通信技術)などの生産力の発展と、資本主義の矛盾の深まりを論じ、その変革の方向をのべています。
第3部では、人類の「生存の危機」とのたたかいを重視しながら、現代の時代的特徴をわかりやすく叙述しています。
そのなかで、新自由主義の問題を重視し、現代国家とその支配のあり方とその変化を整理しています。
またそれに対抗する現代の階級闘争の基本的特質とその社会的根拠を簡潔にまとめています。
そのうえで、戦後日本の支配のしくみと変革のみとおしをのべています。
最後に、未来社会をどのような視点で考え、どのようにむき合うかをのべて、全体を締め括っています。
第1部と第2部でも、それぞれの立場から未来社会への展望についてgねんきゅうしていますが、第3部において未来社会論で全体をまとめたことが今度のテキストの1つの特徴といえます。
前進しつつある市民と野党の共闘を支える活動家、とくに“敷布団”を超えて共闘のイニシアチブを発揮することがもとめられる労働組合の活動家の育成という、現代の階級闘争にもとめられる基礎理論学習のあり方について集団的な議論を積み重ね、いよいよ完成にむかっています。
ぜひ多くの方々に受講していただき、そして多くの労働組合や民衆団体で、積極的に受講グループをつくっていただければ幸いです。
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