『学習の友』2017年11月号を刊行しました。
表紙と目次を掲載します。
今月号の特集は、「8時間労働を当たり前に─労働時間と残業を見直そう」です。
総選挙の重要な争点の1つでもある「働き方改革」。
その中心軸の1つは労働時間問題です。
労働時間を、現実をふまえつつも、原点に立ち返って考えるために、Q&Aを中心に、学習会で使いやすくまとめてあります。
現代的問題としては、「労働時間の背景を考える」(吉田豊)、「AIで、仕事はどうなる?」(友寄英隆)といったテーマもとりあげています。
空前の「ストなし国」となってしまっている現状をいかに変えていくかを考えるうえで、1つの手がかりにしていきたいものです。
「戦後日本の労働組合運動の歩み」(山田敬男)、「『資本論』から学ぶ変革の哲学」(牧野広義)、労働運動情報(高木光)憲法まちかど対話(長尾ゆり)、働く者の基本的な権利(岩橋祐治)、「海のむこう」(布施恵輔)、「あったかほっこりの労働運動」(原冨悟)、「自然と人間の共生」(杉井静子)、「思わず線を引いた文章」(原田政信)、「ちょっとだけサイエンス」(前田利夫)など、各種連載ものも好評です。
今月号から新しい連載小説がはじまります。
東喜啓(あずま・よしあきら)さんによる「靴底の痛み」です。
保険会社の営業マンを主人公とした物語ですが、背景に阪神淡路大震災のことがあるなど、3.11以後6年半経っても復興が充分にすすんでいない現状とも重ね合わせて、いろいろと考えさせられそうなストーリー展開が予想されます。
乞うご期待!
また、今月号では、上映中の映画『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、亀ジロー』の紹介文(羽渕三良)を掲載しています。
米軍占領下の沖縄において、不屈にたたかいつづけた復帰運動のリーダー・瀬長亀次郎を扱ったドキュメンタリーです。
実は、この映画に、前原穂積さんという方がインタビュー出演しています。
映画のなかでは、どういう人であるかという紹介はないのですが、この方は、沖縄労働運動の重鎮で、沖縄県労働者学習協会(沖縄県学習協)の事務局長、会長を歴任されております。
『戦後沖縄の労働運動』(新日本新書、1970年)という著書があり、また沖縄県学習協の発行で『検証 沖縄の労働運動─沖縄戦後史の流れの中で』という編著の本をだされております。
映画の主題からすれば脇道の話ですが、『学習の友』の読者、本ブログの読者、ま学習教育運動の関係者の方には、そういった点からもぜひ鑑賞してほしい作品です。
ぜひ活用・普及を!
ご注文・お問い合わせは学習の友社まで。
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2017年度勤労者通信大学の募集は締め切りました。
申込の意思があり、まだ受講料を入金をされていない方は、大至急、入金をお願い致します。
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