『学習の友』2017年10月号を刊行しました。
表紙と目次を掲載します。
今月号の特集は、「国家戦略特区と政治の私物化」です。
森友学園、加計学園(いわゆる「もりかけ問題」)にみられる政治の私物化、その背景にある国家戦略特区、そして問題の根っこにある公務員制度の問題について、4本の論文(三浦眞、川上哲、鎌田一、長澤高明)でわかりやすく簡潔に解説しています。
政治の私物化、劣化は、国民の税金が国民生活の向上のために使われていないことを示していますが、そのことは同時に、そうした政治家を国会に送りだしてきた私たち国民自身にもあるという長澤氏の厳しい指摘は、肝に銘じておくべきでしょう。
単発記事にも、興味深い記事が満載です。
グラビアページは、写真家の増田康雄さんによる、自身の写真集の紹介を兼ねた、東京・多摩地域の戦争遺跡紹介。
いまや戦争体験者が1割程度という現在、戦争の愚かさを後世に伝えていくために、戦争遺跡の保存は重要なとりくみです。
埼労連の諸井武志さんには、オール埼玉のとりくみの経験を紹介していただきました。
市民と野党の共闘の今後について考えるうえでも貴重な事例です。
今月号から、新連載2本スタートです。
1つは、「名作を読んで日本の近現代史を学ぶ」。
勤労者通信大学基礎理論コース哲学教科委員の木村孝さんの執筆です。
1回目は夏目漱石をとりあげています。
2つは、「入門講座 労働組合のむこうに」。
『学習の友』ではおなじみ、岡山県学習協の長久啓太さんの執筆です。
1回目は、「労働条件を改善する、ということ」です。
「戦後日本の労働組合運動の歩み」(山田敬男)、「『資本論』から学ぶ変革の哲学」(牧野広義)、労働運動情報(高木光)憲法まちかど対話(長尾ゆり)、働く者の基本的な権利(岩橋祐治)、「海のむこう」(布施恵輔)、「あったかほっこりの労働運動」(原冨悟)、「自然と人間の共生」(杉井静子)、「思わず線を引いた文章」(大月昭次)、「ちょっとだけサイエンス」(前田利夫)など、各種連載ものも好評です。
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