基礎理論を学習し、科学的精神を豊かにしよう!
以下の文章は、勤労者通信大学の募集のために、科学的社会主義の基礎理論学習の積極的意味について山田敬男会長が書かれた文章の一部です。
2015年度勤通大募集の本格化にあたり、掲載し、宣伝の一端とさせていただきます。
2015年度勤通大募集の本格化にあたり、掲載し、宣伝の一端とさせていただきます。
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いま、情勢が複雑であり、マスメディアが流す大量の情報が満ちあふれ、何が真実であるか、何が虚偽であるかがわからなくなる場合があります。
それだけに私たちの真実を見抜く目=科学的精神=「科学の目」を鍛えることがいまほど重要なときはありません。
忙しさのなかで、油断していると、いつの間にか、“精神的その日暮らし”に陥る危険性があります。
毎日、仕事、会議、イベントの連続で、なんとかスケジュールをこなしているが、じっくり考えたり、資料や文献を調べたり読んだりすることもなく、日々を過ごしてしまうことがよくあります。
こうなると、忙しさのなかで行動はしているが、考えないでスケジュールだけをこなす毎日になり、まさに“精神的その日暮らし”といえる状態になってしまいます。
これでは状況に振り回され、考えることが面倒になります。
いつの間にかマスメディアの影響を受けて、真実を理解することが難しくなります。
大事なことは、忙しさ=多忙化は労働者への攻撃と受けとめ、なんとか時間をつくって真実を見抜く目=科学的精神を身につけるための努力をすることにあります。
科学的精神といいましたが、科学的に考えるとはどういうことでしょうか。
簡単にいえば、その問題をなりたたせている本質的要因に目をむけ、理解することといえます。
たとえば、貧困の問題で悩んでいるとすれば、貧困に関する具体的な事態や現象を分析し、その事態や現象をなりたたせている原因を解明することが、まさに科学的な態度といえます。
こうした本質的な問題を理解するには、科学的な基礎理論を学ぶ必要があります。
合理的な根拠を持ち体系的な知識ともいえる科学的な理論があってこそ問題の本質をとらえることができます。
表面的なことに振り回されず、物事の本質を考えることが、いまほど重要なときはありません。
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