労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

『学習の友』拡大月間(9~11月)の成功を!

 先日の常任理事会で、『学習の友』拡大月間にむけた山田会長の呼びかけ文を発信することを確認しました。
 以下に掲載します。
 
 
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安倍政権の暴走とたたかう、確かな力を学習で
職場、地域に『学習の友』の読者をひろげ
『学習の友』拡大月間(14911月)を成功させましょう
 
20147月 
労働者教育協会 会長  山田 敬男
 
安倍内閣は、71日、「海外で戦争する国」への道を開く、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を強行しました。これは、戦争の悲劇を繰り返さないために、憲法9条による「戦争しない国」をめざす国のあり方を根本から変更するものに他なりません。また、安倍内閣は、624日、「骨太方針」「新成長戦略」を閣議決定し、「生涯派遣労働化」や「残業代ゼロ」など戦後労働法を破壊する動き、消費税増税原発再稼働など、あらゆる分野で労働者・国民の願いに背き、「海外で戦争する国」づくりと「世界で企業が一番活動しやすい国」づくりを一体とする異常な暴走を続けています。
他方で、安倍内閣の常軌を逸脱した暴走に、保守革新をこえた国民的批判と抗議がなされ、きわめて幅の広い国民的共同がつくりだされるという、運動の新たな高揚が生まれています。そのなかで、異常な暴走を続ける安倍内閣を打倒する国民的大運動が呼びかけられています。
 
このように、政治と社会のあり方を問う歴史的なせめぎあいの時代が始まりつつあり、このたたかいに寄与をする学習教育運動が求められています。その際には、労働組合や地域の単位で、日常的、継続的に学習をする時間をとり、情勢を討論し、運動に確信をもつことが重要です。私たちはその学習においてこそ、『学習の友』が活用できると考えています。
『学習の友』は、創刊以来、60年以上にわたって、つねに労働者とともに歩んできました。『学習の友』の魅力と『友』らしさは、①職場や地域のリアルな現実とたたかいを紹介して、働く仲間の“喜怒哀楽”を共有できること、②情勢を学んで視野を広め、さらに、嘘にだまされないための職場におけるイデオロギー闘争に寄与できること、③真実をわがものにするための科学的社会主義の基礎的理論を学習できることにあります。
こうした魅力を持つ『学習の友』を多くの仲間に広め、職場や地域で学習会を開くことは、いまの労働運動や社会運動の前進にきわめて大きな意味を持っています。
 
労働者教育協会では、この911月にかけて、「『友』読者と学ぶ集団をふやす月間」に取り組みます。全国の学習組織のみなさん、労働組合のみなさんと協力して、2000人の読者拡大とあらたな学習会、読者会などの「学ぶ集団」づくりに挑戦します。『友』を土台とする学習教育運動の前進によって、今始まりつつある歴史的な国民的大運動に積極的に参加します。
安倍政権の暴走とたたかい、安倍内閣の打倒をめざす国民的な大運動が求められているいま、身近なところから『学習の友』の読者を広げ、草の根から学習の場を無数に広げていただくことを、心から呼びかけます。
学習を力に、安倍内閣打倒のたたかいを職場、地域から大きく発展させましょう。