教育理論委員会主催の「
福祉国家」についての研究会(第3回)を12月12日(月)午後、
全労連会館にて開催しました。
20人が参加しました。
本日のテーマは「戦後日本の
社会保障運動と今後の展望」。
報告者は公文昭夫さん(年金実務センター代表)。
公文さんは、若いころは総評調査部にいて、
社会保障問題を担当していた方で、労働運動分野からの
社会保障運動の中心にいた1人です。
社保協結成にも中心的にかかわっています。
報告では、時期区分にもとづき、自身の経験もふまえながら、戦後66年にわたる
社会保障運動の軌跡と今後の課題・展望について語られました。
討論では、地域社保協結成における体験的な話、
社会保障をめぐる財源の問題、「
朝日訴訟」の意義などについて活発な意見交換がなされました。
2011年度に予定している研究会はこれですべて終了しました。
今後の予定については、2011年度の総括もふまえて検討していき、きまり次第、お知らせします。
「
福祉国家」問題についても、今後もなんらかのかたちで議論を継続していくことになると思います。 (教育理論委員会事務局)