遅ればせながら、『学習の友』2022年10月号を紹介します。
まずは表紙と目次を掲載します。
今月号の特集は「労働組合を強く大きく」です。
組織率17%を切り、長期にわたり困難な状況に置かれている労働組合。
それでも、労働組合は、さまざまな運動団体のなかでも最大級の組織であることに変わりはなく、いまもって一定の行動力を有しています。
周知のとおり、労働者階級は国民のなかで最大多数派であり、その動向が社会のすべての動きに大きな影響を与えます。
いわゆる「エッセンシャルワーカー」のみならず、労働者が働かない限り、社会は動かないということが、コロナ禍においてあらためて鮮明になっています。
労働者・労働組合がその影響力を発揮して、社会と国民の運動の中心になるように成長させることが、日本の社会変革にとって不可欠なのです。
本号が労働組合再生の糸口をつかむことに寄与できれば幸いです。
以下、編集後記です。
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《編集後記》
当事者自身が立ち上がっていくことをサポートし、支援する営みこそ「労働組合の組織強化」。
当事者を前面に出す運動論、組織論が特集で提起されます。
通念の転換。
これが本当に実践されたら組合は変わる! 既に変化の兆しも……。
哲学者・亀山さんの論稿にもご注目を。
カルト台頭の背景に現代社会の深い孤立化が横たわることを分析、そこからの脱却の道を提起。
労働組合や科学的社会主義の役割も鮮明に。
組織強化とカルト論が偶然に併存した今号は、期せずして労働運動、社会運動による深い共同性構築の重要性を、思想と実践の両面から照らし出しました。
渡辺治論文は、現在の改憲をめぐる政治対抗の全体像を骨太に解明。
これら三つのテーマは、揺れ動く現在を深層から把握する一歩。活発な討論を期待しています! (E)
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