労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

学習会「市民と野党の共闘と労働運動の課題」

 理事会に先立つ11月16日(土)、学習会「市民と野党の共闘と労働運動の課題」を開催し、26人が参加しました。


 原冨悟(労教協常任理事)「オール埼玉総行動と野党共闘」、森田進(日本医労連書記長)「『市民と野党の共闘と労働運動の課題』に関する問題意識」、吉儀和平(島根県学習協事務局長)「野党連合政権をめざす時代の労働組合とは─私の経験から」と題した3報告を受けて討論しました。


 原冨氏は、2014年7月に、安倍政権による集団的自衛権の行使容認に反対するさいたま市民集会の開催を契機に「オール埼玉」のたたかいが前進し、数回にわたる1万人規模の集会を積み重ねてきている経験について、当事者としての苦労や工夫などもふくめて離されました。
 森田氏は、医療分野は労働組合が政治課題にとりくむ必要性を理解しやすいという優位性があるが、それでも政治と距離を置きたがる組合員が少なからずおり、とくに夜勤交代制職場において投票率をあげるのは深刻な課題であることなど、市民と野党と共闘にかかわる問題意識を発言しました。
 吉儀氏は、自治労職場での社会党一党支持締め付けなどの組合経験とともに、とくに2015年の県段階での総がかり行動実行委員会の結成、今年の県知事選や参院選で共闘候補を県労連が推薦した経緯などをふまえつつ、山田敬男著『戦後日本 労働組合運動の歩み』などを引用しながら、今後の前進にむけたポイントとして自身が考えていることをのべられました。


 討論では、各地での共闘経験とともに、労働組合の政党からの独立と「政治的中立」の問題について議論を深める必要があるという発言がなされ、活発な意見交流がおこなわれました。

 

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