長野県上伊那学習協(竹村誉会長)は、この間、勤労者通信大学受講生募集をはじめ、基礎学習にとりくんできました。2018年に勤通大「入門コース」がはじまり、いい教材が提供された!と感じ、学習に弾みがついた気がします。
次世代を担う青年にどう学習の機会をつくるか、これは大きなテーマです。上伊那学習協はかつて定期的に開催してきた「ヤングワーカーズセミナー」(労働学校)を中心に活動してきましたが、いつしか継続できず先の見えないモヤモヤした期間がありました。毎年開催しる上伊那学習協総会で、地道でのいいので基本的な学習活動を大切にしようと提起され、勤通大のとりくみ、『学習の友』を活用した学習会、『資本論』学習会を3つの柱にしてとりくむことにしました。

いま、青年を取り巻く状況はとても厳しく、長時間労働をはじめとして労働条件で悩んでいる人が増えています。ブラックな企業も相変わらずあります。何となくおかしいけれどどうしたらよいかわからない、だれに聞いたらいいかわからない、これが実態です。こうして始まった「ロウドウ学校」。勤通大入門コースは、以前の基礎コースと労組コースの両方の要素を持ち、コンパクトでわかりやすい。キーワードが見つけやすく討論になりやすいことがありがたいところ。学習を定期的に続けるために、節で適度に分けられているところもメリット。ロウドウ学校実行委員会では、ニュースを発行してこうした利点をアピールして、悩む青年に訴えかけています。
また、学習の幅を広げるため、『学習の友』を使った学習会(月1回別に開催中)と、資本論学習会(月1回別に開催)にもとりくんでいます。とくに『学習の友』は各地のとりくみがわかりやすく記事になっているので、実際には勤通大「入門コース」のサブテキスト的な活用ができると思います。5月に開催した「『学習の友』学習会」ではレイバーノーツ運動の記事に関心が寄せられました。今後は難解の『資本論』も多くの青年に広げていきたいと考えていきたいと思います。
学習活動は、活動を確信持ってとりくむうえで不可欠の課題です。楽しくやること、定期的にやることが大切だと思います。「月1回」を合言葉に継続的なとりくみをしていき、青年が繋がる場・学ぶ場の提供をしていきたいと考えています。
(長野県上伊那学習協 事務局長 武田浩)
**********
勤労者通信大学2018年度受講生募集中!
生き方と社会を考える入門コース新設!
9月末まで受付!
まだ間に合います!
**********
全国学習交流集会in長野
2018年10月6~8日開催!
勤通大入門コーススクーリング併設!
詳細は以下をクリック↓