本日も入門コーステキストを拾い読みします。
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●背景や本質にせまること
社会で起きているありのままの事実を知り、それが起きてくるしくみや法則性を知り、問題点をつかむことが、人びとの痛みを緩和するうえで欠かせないことになってきます。
大事なことは、社会の現象にあらわれてくることだけでなく、その背景や本質にせまることです。
表面的な現象だけで判断してしまうと、処方箋を間違える、というのは病気のときにもあることです。
病を引き起こしている根源となる原因を見極めなければ、最善の治療はできません。
たとえば、さまざまな問題にたいして、「なにごとも気持ちしだい」「メンタルを鍛えることが大事だ」ということが言われることがあります。
それはまったくまちがいではありませんし、ことの性質によってはそれが妥当な場面もあると思います。
しかし、最低賃金ギリギリの賃金で生活している人にたいして、その言葉をあてはめることができるでしょうか。
原発事故の被害によって故郷を奪われた人にたいして、その言葉を使えるでしょうか。
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