本日も、和歌山県学習協・松野さんの長文感想から引用します。
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性被害やセクハラ告発の「#MeToo」運動の波及や男女平等を求める声が昂揚している中、第3章の第3節で「両性の平等」を取り上げ、その歴史と現状を解明しているのは時機にかなっているのではないか。また、コンパクトにまとめられている中で1節を使って取り上げたことの意味を深くつかむことが大事だと思わされた。第3章の第1節で人間の社会の歴史とその発展を説明した後、第2節で、その歴史を動かしてきたのは階級闘争だと述べたあと、第3節に「両性の平等」がくる。たぶんこう思う。労働者階級の力は団結した数の力だ。労働者階級とは男女で成り立っている。半分いる女性との団結がなければ、勝てない。そこに目を向けろということではないかと思った。
先日、選挙で男女の候補者数をできる限り「均等」にするよう政党に求める「候補者男女均等法案」が成立したが、労働組合でも女性役員を増やすことが前々から言われている。問題は、その実現のためにどうするかだが、教科書では、「両性の平等は、日本社会の遅れた体質である男性支配の克服の課題であるだけに、男女の共同の運動にしていくことが重要です」と述べているように、男女の共同の努力があってこそ可能になる課題だと指摘している。
先日、選挙で男女の候補者数をできる限り「均等」にするよう政党に求める「候補者男女均等法案」が成立したが、労働組合でも女性役員を増やすことが前々から言われている。問題は、その実現のためにどうするかだが、教科書では、「両性の平等は、日本社会の遅れた体質である男性支配の克服の課題であるだけに、男女の共同の運動にしていくことが重要です」と述べているように、男女の共同の努力があってこそ可能になる課題だと指摘している。
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