労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

メーデー、神奈川憲法集会

 連休に入っておりましたので、久々の更新です。

 メーデー憲法集会について、簡単に。

 5月1日のメーデーには、労教協事務局メンバーは恒例で中央集会に参加。
 青山コースをデモしたあと、新宿で交流しました。

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 例によって、会場付近でビラ撒きをしましたが、なんとなく参加者が少ない印象を受けました。
 翌日の新聞には3万人(主催者発表)とありましたから、昨年より増えているようです。
 いる場所によって雰囲気がちがうでしょうから、感覚だけで判断してはいけませんね。。。


 5月3日の憲法記念日は、事務局メンバーは任意参加となりましたので、私は居住している神奈川の集会に参加しました。

 沖縄の弁護士・加藤裕さんのメイン講演、共謀罪についての弁護士・海渡双葉さんのサブ講演ともおもしろかったです。

 加藤さんは、いまの翁長知事の裁判をはじめ、大田知事時代の代理署名裁判など、沖縄のたたかいにおけるとくに重要な裁判闘争の弁護団に加わってきた方であり、法の専門家であるとともに運動を体現してきた方でもあるということで、そういう人にしか語り得ない話をいろいろとしてくださり、とても興味深かったです。

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 なかでも、翁長裁判における国の対応のおかしさがいかに際立っているかを、大田知事時代の裁判と比較し、「あのときもひどかったが、それでも一応の審理はなされたし、最高裁では大法廷が利用された。それに比べると、今回の裁判は本当に、やることなすことめちゃくちゃだ」と、若干不正確な整理かもしれませんが、おおむねこんなことを語っていました。

 講演の最後に、水俣裁判で有名な馬奈木昭雄弁護士の言葉「私たちは絶対に負けない。なぜなら勝つまでたたかうからだ」を紹介してくれました。
 要するに「ネバー・ギブアップ」ということですが、いまの時点であらためてこういう言葉を聞くと、グッときます。

 加藤さんは、沖縄県憲法普及協議会という団体の事務局長をされているそうです(会長は憲法学者の高良鉄美琉球大学教授)。
 当日は、同会が編集・発行している『21世紀版 わたしの憲法手帳 第5版〈追補版〉』という新書サイズの本が紹介され、本屋にも並べられていましたので、さっそく購入し、読みはじめました。

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 沖縄目線で憲法を逐条解説するというユニークな本です。
 こういう憲法の語り方もあるのかと感心させられました。

 サブ講演の共謀罪の話、海渡双葉弁護士の話は別の場所でも聞いていて、本質をはずさずにわかりやすい話をする方だと思っていましたが、今回の話も、前回とは少し素材を変えての話で、なかなかよかったと思います。
 最後の〆は、共謀罪や戦争する国づくりを許さないために、「みんなで共謀しよう!」と訴え、会場は笑いにつつまれました。

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 今年は憲法施行70年ですが、労教協も10月に65周年を迎えますし、日米安保条約も発効65年です。
 「憲法70年・労教協65年」と「安保65年」が激突する年です。
 日米同盟強化と憲法破壊の安倍暴走政治と対決する市民と野党の共闘の前進に、学習教育運動としてどう貢献できるかが問われています。

 今月末は労教協総会です。
 実りある議論をしたいものです。  〈Y〉

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