2016-12-27 対日戦に唯一反対の米女性議員ジャネット・ランキン 総学習運動─平和・安全保障 Share on Tumblr 安倍首相の真珠湾訪問が話題になるなか、本日の『東京新聞』夕刊に、真珠湾攻撃を受けた対日宣戦布告に唯一反対したジャネット・ランキン下院議員の記事が掲載されております。 政治生命失っても平和追求 対日戦に唯一反対の米女性議員(『東京新聞』) ランキンについては、日本ではあまり知られておらず、文献もあまりありませんが、アメリカにおいて女性参政権の実現や反戦平和の活動に尽力したことで知られる政治家・社会活動家です。 第2次世界大戦は、ファシズム対反ファシズム民主主義というのが最も基本的な性格とされていることもあってか、反ファシズム連合国側に属していたアメリカで戦争反対を貫いたランキンのことが注目されることは、日本ではあまりなかったように思います。 ただ、戦争違法化・武力行使禁止原則を確立している現代国際社会において、ランキンのような「絶対平和」的な思想や行動についても、現在の視点から見直すことは、とても重要な意味をもっているかもしれません。 安倍首相の真珠湾訪問にあえてランキンの記事をぶつけてきた『東京新聞』。 なかなかやりますな。 〈Y〉