労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

『学習の友』2016年12月号

 『学習の友』2016年12月号を刊行しました。
 表紙と目次を掲載します。

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 今月号の特集は、「賃上げこそ日本経済再生の鍵」です。
 「世界で一番企業が活動しやすい国」に見合った安倍流「働き方改革」ではなく、真に労働者・国民の立場にたった「働き方改革」こそが、いま緊急にもとめられています。
 9月号の労働時間短縮と合わせて、賃金問題はまさに2大改革テーマというべきものでしょう。
 アベノミクスの真のねらい、賃金の本質論をふまえた日本経済のあり方、公務員賃金、「成果能力主義賃金」の問題など、そもそも論とともにホットで具体的な事例をとりあげて、わかりやすく解説しています。

 北川俊文「危険なTPP─批准急ぐ安倍政権」は、とてもタイムリーな記事です。
 TPPに反対するトランプ氏が米大統領に当選した直後に衆院通過を強行するなど、もはや破れかぶれとしか思えない安倍政権の暴走には、道理のかけらもありません。 
 北川論文を活用して、TPP承認案・関連法案を成立させないたたかいを強めていきましょう。

 沖縄もたいへん緊迫しています。
 峯良一「いま、沖縄、孝江で何が起きているか」は、本土のマスコミがなかなか伝えない、ヘリパッド建設予定地の沖縄県北部・東村高江地域での蛮行や、そこにいたる沖縄基地問題の歴史的経過を簡潔に整理しています。
 峯論文を力に、オール沖縄のたたかいと連帯し、本土でも「反安倍」のたたかいを前進させましょう。

 「現代を生きる基礎理論」「すべての労働者にディーセント賃金を」「労働運動情報」「海のむこう」「あったかほっこりの労働運動」「ちょっとだけサイエンス」など連載講座・連載読み物も好評です。
 とくに「あったかほっこりの労働運動」では、最近マスコミをにぎわせている、過労自殺に追い込まれた電通の新入社員・高橋まつりさんの、苛酷などという一言では生ぬるい、53時間連続勤務というすさまじい労働実態が紹介されています。

 また今月号から、「働く者の基本的な権利」(岩橋祐治・全労連副議長・労教協副会長)、「人間らしく生きる」(高村是懿・広島県労学協前会長・弁護士)、といった2つの連載ものがスタートします。
 乞うご期待!

 連載小説「一番星みつけた」、恋のゆくえもふくめた若い2人がどんなふうに成長していくのか、目が離せません。

 ぜひ活用・普及を!

 『学習の友』活用・拡大月間もほぼ半分を過ぎました。
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