愛知・豊橋市職労
勤通大も『友』も位置づけて学習
役員の世代交代が急速にすすんでいます。いまや労働組合のそもそもを知らない組合員が役員になっています。たとえば「三六協定ってなんですか?」と聞かれてもわかりません。それではいけないということで、労働組合の基礎を学ぶことが必要だと、上部団体や愛知県学習協の援助を受けながら学習に力を入れています。
●『友』は執行委員会で読み合わせ
『学習の友』は組合で負担をし、41部購読しています。2週間に1度の本部執行委員会の場で渡して、全員揃うまでの間に、短時間ですが読み合わせをしています。
最近では、ドイツでは終業後の仕事の電話やメールが禁止されていること、日本は女性の進出が遅れているということを指摘したマイケル・ムーア監督の映画「世界侵略のすすめ」の紹介記事(8月号・伊藤千尋論文)の読み合わせをしたところ、若い方からの評判が良かったです。読んで「面白い」と思ってもらうきっかけをつくり、もっとしっかりと読んでもらえるように心がけています。
●勤通大はスクーリング、修了援助で全員修了
労働組合コースは、私が書記長に復帰したと同時に思い切って提起したものです。本部執行委員会メンバー25人と現業評議会のメンバーの有志で、集団受講をしました。どちらも世代交代が激しく、危機感をもっての学習参加となりました。スクーリングを欠席した人には、本部三役が補講を責任もっておこない、修了援助をやっています。
今後の課題は、年代別の学習会や、賃金の基礎学習などをして、次世代につなげていくことです。勤通大では基礎コースができていないので、やりたいとも考えています。
(『学習の友』活用・拡大交流会2016での発言から。文責・事務局)