労働学校、『友』拡大で奮闘されている、さいたま地区労・前島さんに寄稿いただきました。
さいたま地区労
「もっと学びたい」を力に、次世代育成
さいたま地区労議長/労働学校学校長 前島英男
●労働学校は役員を発掘する機会にも
さいたま地区労は、3年前から「労働学校さいたま教室」を県の学習会議と共催しています。労働学校は1課が哲学、2課が経済学、3課が労働運動・社会変革になっており、それぞれの課が各2回で、合計6日間の学校になっています。
一昨年の1回目は申し込みが50人を超え、毎回30人以上参加する学校となりました。課の終了後には補講もおこない、毎回10人近くが参加しています。この時参加した地区労の役員と労働学校で学んだことで地区労の役員になった小さな組合の委員長などは、学ぶことの大切さを実感したようで「もっと学びたい」「学ぶって大事なこと」と口々に語っています。
2年目の労働学校も次世代の役員が参加し、たくさんのことを学ぶことができました。地区労は、地区労の役員を徐々に若返らせることに着手していたので、労働学校は次世代役員を発掘するとても良い契機になっています。
●地区労役員を『友』読者に
現在、地区労役員の3分の1が30~40歳代ですが、会議のやり方にも工夫が必要になっています。短時間でも、資料を使って学習の要素を入れるようにしました。そこに、『学習の友』の無料お試しキャンペーンがあったので、昨年度20冊を申し込み、3か月間「ミニ学習」にとりくみました。事前に決めておいた記事を全員で読み合わせし、意見を交換するというやり方をとりました。終了後、購読を勧めたところ5人が読者になってくれました。
『学習の友』はそれぞれの記事がコンパクトで短時間でも読むことができるので、役員会などでの「ミニ学習」に最適です。また、全国の仲間の悩んだり、苦労したりする話や、思わず「そうだ、これ使える」という記事にも出くわします。今までは、私が記事を選んでいましたが、持ち回りで話し合う記事を選んでもらっても良いんではないでしょうか。