『経済』最新号に牧野広義著『世界は変えられる』の紹介が掲載されました。

　『経済』2016年７月号に、我が社の牧野広義著『世界は変えられる─マルクスの哲学への案内』の紹介が掲載されました。

　編集部のご厚意により、本ブログにも転載させていただきます。

　なお転載にあたり、読みやすくするために、センテンスごとの改行、パラグラフごとの１行空け、一部の漢字をひらがなにあらためました。

＊＊＊以下、転載＊＊＊

　世界中で「世界を変えよう」という行動が起こっているなかで、「世界の変革」というマルクスの思想への案内書です。

　前半は「フォイエルバッハにかんするテーゼ」を軸に、マルクスの新しい唯物論を紹介します。

　後半は『経済学批判』の「序言」での史的唯物論の定式を入口に、社会の形成と構造の見方を解いています。

　唯物論と観念論、真理の認識と実践の関係、マルクスの人間論、土台と上部構造、生産力と生産関係との矛盾、労働者階級の形成と社会革命など、マルクスの哲学のポイントがわかりやすくまとめられています。

　「肝心なことは世界を変革すること」とのマルクスの言葉が、ベルリン大学の壁にかかげられていることなど、興味深い話題も随所に書かれています。

　初学者にもお薦めの本です。　　（柳）

＊＊＊以上、転載＊＊＊

　ご注文は学習の友社まで。

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