労働者教育協会は22日午後、総会の日程に合わせて、「学習活動家と語る会」を東京都内で開催しました。
この会は、長年にわたって活動をつづけている全国各地の学習活動家から、自らの活動を振り返っての思いや若い活動家への期待などを語っていただき、交流するというものです。
北海道労働者学習協会会長の片岡克己さん、関西勤労者教育協会副会長の中田進さんが講演しました。
片岡さんは、北海道大学経済学部を卒業後、太平洋炭鉱労働組合(釧路)の書記となり、1964年に北海道学習協と釧路学習協の結成のさいに釧路学習協の中心メンバーとして活動。
1973年には道学習協の専従となり札幌へ。労働学校、勤通大スクーリングなどを開催し、資本論講座や春闘学習交流集会などを経験。
全労連結成に伴って1989年5月には道労連専従として活動し、2005年まで政策調査や宣伝学習担当の任務に従事。
その後再び道学習協専従としての活動を再開し、現在にいたっている経緯を簡潔に話され、ある人から「戦闘的知識人労働者」と称されたことを誇りに思っていると語りました。
中田さんは、京都府立大学農学部を卒業後、大阪の中学校の教員(理科)となり、教員仲間とともに関西労働学校に参加。
1965年に関西勤労協主催の第1回幹部学校に参加して4ヵ月にわたって猛勉強し、その後、講師として活動。
1970年9月には教員を退職し勤労協専従として講師兼事務局員として学習教育運動に専念し、勤通大受講生を1000人集めた経験があることも紹介。
関西労働学校をはじめ各地の労働組合・民主団体で講演。
依頼者の要望に添い、受講生に少しでも理解していただくことを目標に、新聞などの実物資料の活用など講義のやり方を工夫するようになってきたことなど興味深いエピソードも語られました。
30人の参加者が、片岡さんと中田さんの講演を受けて、活発に感想交流をしました。
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