労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

『学習の友』拡大・活用推進ニュースNo.52(2015年12月18日)

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(労教協で取り扱い分)




自治労連・伊東市職労連
 

 


 


困難打開、悪政打破の第一歩、「知は力なり」


静岡・伊東市職員労働組合連合会 副委員長(書記) 梶野和之


伊東市職労連執行部は、本庁各部局と保育園や幼稚園の支部現業労組や臨職労組等から選出された19名で活動していますが、「加入はしても無関心層」も増えつつあり、組合運営・組織強化に苦労していて、月1回の執行委員会の開催がやっとという状況です。


 


●『友』を使った15分以内の学習時間を方針化


それを打開する第一歩として、それまでもつまみ食い的には行ってきましたが、5年ほど前からは他の先進的な労組にならい、執行委員会の冒頭に『学習の友』を使った15分以内の学習時間を設けることを明示・方針化しました。毎年度1回目の執行委員会で、「知は力」、困難な状況だからこそ学習を重視しようと確認し、まず「執行委員が中心にならずに誰がやる」ということで、系統的継続的な学習として始めてきました。やり方は、その時の旬な話題を四役でピックアップし、輪読して感想を述べ合うという形をとっています。


 と、ここまで書くと「お、まあまあやる気だな…」と感心されそうですが、月1回のためその時の課題に追われ配るだけに終わることもあり、激務の中でなかなか都合がつかずメンバーが勢ぞろいすることが難しく、「一度も読まずに任期が終わった…」という役員も出てしまうなど、方針どおり定期的に学習をすることが困難な状況もあります。


 そんな中、独習はなかなか捗るものではないと言われますが、なんとか自分で『友』を読み四苦八苦しながらも先に進めていく頼もしい人もいます。


 


●この学習を、悪政を打破する突破口にしたい


いま、自治体や自治体労組が最も拠って立つべき「憲法」が変えられようとしています。これまで学んできたたたかいの歴史が、人間らしく生きる権利や働く者を守ることをうたった憲法のもとで、いまほど光輝くときはないと思います。が、自分を含め若い世代の中では「憲法」を心から理解する人は少ないかもしれないし、一年交代の役員には『友』にとっつきにくさを感じる人もいるかもしれません。だからこそ「知は力なり」にこだわって、この学習を、悪政を打破する突破口にしたいし、様々な学習教宣活動を進めていく原動力にしたいと思っています。