労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

『学習の友』拡大・活用推進ニュースNo.24(2015年11月6日)

お試しキャンペーン
現在47組織で挑戦中!
(労教協で取り扱い分)




 岡山学習協
 

 


 


読者のいない20職場に


長久啓太 岡山県学習協事務局長・労教協常任理事


 


「まさに、爆発」の歴史、岡山学習協の原点、に学んで


「どの職場に、何人の『学習の友』の読者がいるかを意識的に追求していこう、読者のいない職場へ『友』を持ち込み、学習会を組織しよう。そのために岡山でも学習協をつくろうじゃないか」。1963年、先進的な労働運動の活動家が中心を担い創立された岡山県学習協は、冒頭のような議論から出発したそうです。毎月送られてくる『友』をドサッと机に置き、集まってくる活動家たちと毎日のように打ち合わせをし、「今日はどこどこへ配達と集金へ行ってくれ」「今日はどこどこの学習会がある、オルグをかねてチューターとして行ってくれ」と、不眠不休でがんばったそう。地域学習協も次々と生まれ、設立当時280部だった『友』部数は、1年でなんと1000部をこえた。まさに「爆発」でした。


『友』をつかい、職場に学ぶ集団を意識的につくる。「労働者らしい労働者」が育つ環境をつくり、労働組合運動の発展に寄与する。まさに『友』の普及・活用は岡山県学習協の原点であり、多くの活動家を生み出してきた大きな力だったのです。


 


●『友』を使っている教訓を学び、広げ、読者のいない職場に


『友』は、読まれることとあわせて、「使われる」ために編集されています。集団学習を想定した雑誌ということが大きな特徴であり、魅力です。集まって、読みあわせて、議論する。シンプルだけれど、今それが難しくなっている。でもだからこそ、「使う」ことにこだわりたい。岡山でも、『友』がいくつかの労働組合ではしっかり活用され、使われています。こうした教訓を、さらに広げていきたいです。


この拡大運動ではさらに、「読者のいない職場へ『友』を持ち込み、学習会を組織」できるような手立てを、思い切って20職場に広げていきたいと思います。まず知ってもらい、お試しキャンペーンなども活用していければ。とにもかくにも、実践によって教訓を切りひらいていきたいです。