労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

「米国の言いなり脱せよ」/平和学の父・ガルトゥング氏/安保法案進める政権を批判

 「平和学の父」として知られるノルウェーの平和学http://u.jimdo.com/www47/o/s6521a5a50584e301/img/i8d6c44779ac0fa46/1440643926/std/image.jpg者・ヨハン・ガルトゥング氏が8月21日に横浜市内で講演し、米国の要請に応じて安倍政権が安保関連法案(戦争法案)成立に突き進む状況を「いわば米国の占領下。独立国とは言えない」と批判した。

 講演会は、平和に関する映像作品のコンクールを行っている「国際平和映像祭」が開いた。

 海外での武力行使を可能とする同法案について博士は、東アジアの緊張を一層高めるものだと指摘。「北朝鮮、中国から見れば攻撃的な動きに映る。軍拡の進行を招き、戦争の種を巻くことになる」と語った。
 過激派組織「イスラム国」(IS)と米国間で戦闘が起これば、自衛隊も派兵を余儀なくされるだろうとの見方を示し、こう述べた。

 「欧州の政治状況が変化し、米国の言うことを聞く国はほとんどなくなった。イスラム国と戦う上で頼りになると米国は日本に目をつけている。自衛隊が構成員を1人でも殺せば、10倍返しの報復を受けるだろう。法案が成立したらどうなるのかよく考えるべきだ」

 日本が国際平和に貢献し続けるには対米従属を脱し、真の独立国になることが不可欠だと強調。「市民社会は独立国になるための準備をしなければならない」と語り、特に若者たちに期待を寄せた。  (転載元:『連合通信・隔日版』2015年8月27日

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