労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

腹の底まで憲法でいこう─憲法コース学習を大いにひろげよう!

 2015年度の憲法コースチラシのキャッチフレーズは、イメージ 4「腹の底まで憲法でいこう」としました。

 ネタをばらせば、ネットで憲法関連のサイトをいろいろと検索して探しだし、拝借しました(^^;)
 いままでより少し変わったものが欲しかったのですが、どうもセンスがないもので……

 憲法コース教科委員会責任者で憲法研究者の小沢隆一さんが、憲法コースの普及につなげようと、コース開校に合わせて2013年5月に刊行したブックレット『憲法を学び、活かし、守る─強まる危機に立ち向かう』においても、憲法を「まもる」こととともに「活かす」ことが強調されていましたが、あらためてこの視点を活かした運動が大切だと思っています。

 上記キャッチフレーズは、そんな思いから出発し、「まもる」も「活かす」も両方が表現できていると判断して採用しました。

 ご存知のとおり、総選挙の結果も受けたかたちで、安倍政権は壊憲暴走をさらに加速させようとしています。
 「イスラム国」人質事件にも便乗しながら、集団的自衛権の行使を具体化する安保法制整備を実行しようと企んでいます。
 こうした日本を「海外で殺し殺される国」づくりとともに、労働者・国民の生活破壊を伴った「世界で企業が一番活動しやすい国」を同時併行ですすめようとしていますが、憲法の最も中心に位置する第9条と第25条を骨抜きにして、実質的に壊憲してしまおう、そしてゆくゆくは憲法そのものをも変えてしまおう、ということです。

 こうした企みを圧倒的多数の強固な国民的共同を実現してストップさせるために、憲法そのものをじっくりと学べる憲法コースを、大いにひろげていただければと思います。

 情勢の新たな展開もふまえながら、平和主義と安保(第2章)も手を入れましたが、とくに地方自治(第4章第4節)と教育(第5章)を中心に大幅に改訂し、日本国憲法そのものの「そもそも」のところから学ぶことで、憲法を活かし、壊憲策動にたちむかう力をつけられるようにしました。

 チラシに掲載した受講生の感想文からの抜粋は、子どもや孫を戦争に巻き込ませたくないという思いの文章を2つ掲載しています。
 人間って、「自分自身がそうなりたくない、したくない」ということが脅かされることよりも、子どもや家族など愛する人が苦しむことを許さない、そのためにこそ「たたかう」という傾向の方が強いように思います。
 意外と自分自身のことって、割り切れちゃう面、あるいは割り切らざるを得ない面がありますからね。

 実はこの点は、意外と壊憲派の方が積極的に利用しているような気がしています。
 「愛する人をまもるためにこそたたかおう」「家族のためなら死ねる」などなど。
 完全に悪用されています。

 私たちは、やはり「愛する人のためにこそ、平和な日本と世界を実現する。そのための努力は惜しまない」でいきたいものです。

 憲法コースこそ、そのためにぴったりの学習内容です。
 ぜひ多くの受講をお願い致します。

 宣伝チラシの画像データを掲載しておきます。
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 受講申込・資料請求はkin@gakusyu.gr.jpまで。 〈Y〉