労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

勤通大募集を延長します。

 とうとう開校日を迎えました。
 結論から先にいいますと、表題にもありますように、勤通大の受講生募集を6月末をメドに延長致します。
 ぜひ、多くの方の受講申込をお願い致します。
 
 募集全体がなかなかうまくすすんでいないということもありますが、そうした消極的な理由よりは、憲法問題がこれから本格的に動きだすということを重視し、憲法コースに重点をおいた募集をさらに展開しようと思っています。
 
 安保法制懇により集団的自衛権についての政府解釈変更の報告書は今月末といわれています。
 そのこともあってか、『しんぶん赤旗』広告をつうじての申込や問い合わせが例年よりかなり多くでています。
 
 安倍内閣は、おそらくは、衆議院を解散せずに任期満了近くまで乗り切り、2016年夏に予想される衆参同時選挙のさいに、明文改憲の発議もして“トリプル選挙”で明文改憲を実現しようという目論見ではないかと思われます。
 ですから、来年のいっせい地方選挙や再来年の衆参同時選挙で、護憲派改憲派の力関係を変えることがもとめられます。
 
 そのための根本的な力のひとつは、やはり学習でしょう。
 憲法問題についての認識を「そもそも」論から説き起こし、“憲法大好き”人間を国民の過半数となるまでひろげて、改憲勢力に「発議できるもんならやってみろ」という「圧力」をかける必要があります。
 
 このことにかんして、労教協の山田会長は、「単年度主義の克服」ということをさかんに強調されています。
 何か運動をすすめるさい、単年度ごとの方針をたてるのが普通だと思います。
 それ自体を否定するわけではないでしょうが、同時に、単年度主義をとることによって、数年先とか、中長期的なスパンをにらみながら運動のみとおしと計画をたて、
行動していくということにどうしてもなりにくい、という問題をいいたいのだと思います。
 実際には単年度ごとに方針をたて、行動していくにしても、その単年度の方針・行動を、中長期的なスパンをにらんでのものにしていく必要がある、ということでしょう。
 
 憲法問題でいえば、当面、上記したような2~3年のスパンで考える必要があります。
 勤通大憲法コースを、今年、来年と大いにひろげ、さらに受講者が語り部となって周囲に憲法の内容を伝え、“憲法大好き”人間を国民過半数にしていくことに貢献したいと思っています。
 
 もちろん、労働組合の団結力・闘争力の強化に貢献するための労働組合コース、社会変革に深い確信を得るための基礎理論を身につけるための基礎コースも、憲法運動を縁の下から支えていくために不可欠のコースとして位置づけ、ひろげていきたいと思っています。
 
 ぜひ多くの受講を。
 受講申込、資料請求はkin@gakusyu.gr.jpまで。