副会長や勤労者通信大学教科委員などを歴任され、長年にわたって学習教育運動に尽力されてきた、イギリス史家の浜林正夫さん(一橋大学名誉教授)が米寿(88歳)を迎えられ、居住されている埼玉県所沢市で祝う会がひらかれました。
浜林さんが代表を務められている所沢革新懇のメンバーを中心に準備され、労教協も協力してこの会が実現しました。
労教協事務局メンバー4人をはじめ、労教協・東京学習会議関係者も10数人、参加しています。
開会あいさつをする労教協会長の山田敬男さん。
全体で70数人が参加し、たくさんの参加者からお祝いの言葉が贈られました。
発言されたほぼ全員が、民主的で水平的な人間関係を大事にされる方だということが指摘されましたが、私自身も本当にそのとおりだと感じています。
いまでも勤通大テストの添削活動など、いろいろとお世話になっています。
記念品の目録を受けとる浜林さん。
シルバーカーだそうです。
花束贈呈。
思い出を語る浜林さん。
東京教育大学が筑波に移転するさいに、筑波への移動を拒否され、一橋大学にいくことになったときの裏話(裁判の話もあがったが、大学側や文部省が家永裁判につづいて「浜林裁判」を抱えるのを嫌がって、文部省が一橋に打診した話など)など興味深いエピソードがいろいろと語られました。
話を終える前に、「聞き足りないこと、もっと知りたいことがあれば質問してください。ただし、話しにくいことや話したくないことについては、『それは秘密です』というかもしれません」といって、場内の笑いを誘いました。
相変わらずユーモラスで茶目っ気のある方だなと思いました。
腰が曲がってきてはいるものの、頭の方は相変わらず冴えています。
末永くお元気で、がんばってほしいものです。〈Y〉