久しぶりに哲学の本を刊行しました。
題して、『知のエッセンス ― 働くものの哲学』。
著者は、長年、京都、大阪などで学習教育運動にかかわり、昨年より労働者教育協会副会長をつとめられている牧野広義さん(哲学研究者、阪南大学教授)です。
題して、『知のエッセンス ― 働くものの哲学』。
著者は、長年、京都、大阪などで学習教育運動にかかわり、昨年より労働者教育協会副会長をつとめられている牧野広義さん(哲学研究者、阪南大学教授)です。
《この本は、京都労働者学習協議会(京都学習協)の中央労働学校総合コース」のなかで私が担当した講義をもとにしてできあがりました。「知のエッセンス」という表題も「総合コース」のなかで使われてきたものです。……今年(2013年)は京都学習協の創立50周年を迎えます。本書はもともとその記念に企画されたものですが、このような形で、学習の友社から出版することになりました》(まえがきより)。
「ものの見方・考え方」=「知のエッセンス」を学ぶ。
現在の働く人びとの状況をふまえつつ、哲学の基礎をわかりやすく解説する、学習活動にぴったりのコンパクトな入門書となっています。
《もくじ》
第1章 人間らしさと働くこと
人間とは何か 労働が人間を創造した 労働の疎外 人間らしい労働の実現 ほか
第2章 人間の知性と自由
人間の知性・感情・意志 知性の働かせ方―分析的方法 弁証法的方法 認識と実践 人間の自由の実現
第3章 ものの見方・考え方―唯物論と弁証法
唯物論と観念論 哲学の根本問題 古い唯物論の欠陥と「新しい唯物論」 マルクスの唯物論的な弁証法ほか
第4章 マルクスの社会観・歴史観
マルクスの経歴 マルクスの社会観 社会革命の時期 マルクスの歴史観
定価1300円
書店には来週後半ごろに並ぶ予定です。