労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

『友』でかしこくなろう─7月号「特集:メンタルヘルスの基礎知識」の紹介

 メンタルヘルス不全増加の背景は、成果主義による労働者の分断、雇用の不安定化、時間外労働の横行などさまざまですが、改善の一つの糸口として長時間労働をなくすことが大切。
 日本は他国に比べて長時間労働する人が圧倒的に多く、長時間労働者ほど健康リスクが高まるからです。

 いのちと健康東京センターの色部祐さんによると、職場でまずとりくむのは労働基準法労働安全衛生法などの法令を経営者にまもらせる点検活動。
 事業所の7割に法令違反があります(東京労働局調査)。そして法令などの学習、安全衛生委員会の活性化、法の改正・充実をもとめる運動です。

 メンタルヘルス対策に役立つ厚労省の通達・指針などがあいついででています。
 解説は東京社医研センターの村上剛志さん。
 たとえば長時間労働者にたいして、事業者の責任で面接指導を実施させること。産業医・安全衛生委員会の活動項目などが書かれています。
 これらを活用して、職場改善をめざしましょう。
 
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 筆者は愛知で講師をしている吉田豊さん。
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