労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

新刊紹介『日本近現代史のなかの救援運動』

山田善二郎(前日本国民救援会会長)著
『日本近現代史のなかの救援運動』

公務員が休日にビラをまいたら逮捕、鉄道転覆事件をでっち上げて労働運動を弾圧、メーデーのプラカードに「不敬罪」……。
労働者・労働組合の活動に、権力は容赦ない弾圧を加えてきました。

弾圧とたたかい、被害者の名誉を回復する救援活動は日本の階級闘争の重要な一側面でもありました。
そして、電話盗聴やスパイ強要の告発、思想差別や男女差別とのたたかい、「殺人犯」「痴漢」の濡れ衣を着せられた人びとの救援など、日本の救援運動は大きく発展しています。

本書は、CIAに拉致された鹿地亘の救出以来、長年にわたって救援運動の第一線で活動してきた著者の活動を交えた「体験的救援運動史」です。
日本近現代史の生きた学習に有効な一冊です。イメージ 1
 
【目次】
はじめに
第1章 明治政府の成立と国民の自由抑圧・監視
第2章 興隆する民主的運動とそれに対する弾圧
第3章 アメリカ軍占領下での弾圧と救援運動
第4章 サンフランシスコ講和条約から現在まで
おわりに
関連年表

定価1500 円

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