6月16日(土)午後、神奈川県横浜市の建設プラザかながわにて、「安保学習推進のつどい」を開催しました。
安保破棄中央実行委員会との共催です。
参加者は140人でした。
日米安保条約が結ばれてから60年、沖縄復帰から40年。「基地のない沖縄」をめざす運動とも連帯して、「安保をやめて、憲法を活かした日本」をめざして奮闘していく必要が大事です。
そのためには安保学習を推進する必要がありますが、その担い手となる「安保に強い活動家」「憲法と安保に強い活動家」を育てていく必要があります。
そのためには安保学習を推進する必要がありますが、その担い手となる「安保に強い活動家」「憲法と安保に強い活動家」を育てていく必要があります。
この集会は、「憲法と安保に強い活動家」を育てる安保学習運動を大きくひろげていく、その1つの足がかりとしたいという目的で、「全国5000か所安保学習」をかかげる安保破棄中央実行委員会と協力して準備をすすめてきました。
いよいよスタートです。
左の2人が司会で、マイクをもっている右の人が安保破棄中央実行委員会の大河原貞人事務局次長、左の人が労教協の須藤秀幸事務局長です。
連帯のあいさつをする全労連の柴田真佐子副議長。
私は今回は行きそびれてしまいましたが、建設プラザには年に何回かは行く機会があるので、そのさいに立ち寄ってみようと思っています。
まずは2本の基調講演から。
今年は沖縄復帰40年ということもあり、最初にそのことにも触れながら、日本国憲法下の祖国への復帰という県民の願いが踏みにじられ、基地の存在根拠となっている安保の適用こそが根本問題だと強調。
短い時間のなかで戦後史全体をふまえつつ、ソ連崩壊後の日米安保体制の「モデルチェンジ」の流れ、アメリカングローバリズムと「構造改革」路線と安保との関係、9.11テロ事件を契機とした「世界の中の日米同盟」への変貌、日米経済同盟と日本社会の構造的歪みなどに至る流れを整理。
そのことをふまえたうえで、軍事同盟は最悪の選択であることを力説し、軍事同盟のないアジアと日本をめざして、東アジア共同体構築のうねりに日本も本格的に合流することが大事だと強調。そのためにもいまこそ安保学習の積極的推進こそが大切であり、「安保と憲法に強い活動家」を育成していこうと力強く訴えました。
休憩をはさみ、安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長が、「いまこそ安保を語ろう─学習運動前進のために」と題して行動提起。
つづいて、神奈川県学習協の高橋勝也事務局長と、大阪安保の植田保二事務局長(関西勤労協副会長でもあります)が、それぞれの地域での安保学習のとりくみについて報告しました。
写真上が高橋さん、下が植田さん。
高橋さんは、前日まで神奈川県内をウロウロして世間を騒がせた某人物と1字ちがいで読み方は一緒ですが、もちろんまったくの別人です(笑)
高橋さん自身も、報告の冒頭でこのことに触れ、会場の笑いを誘いました。
討論では、山梨、埼玉、栃木、神奈川、岡山、全労連、広島から7人の方が発言。
それぞれの地域や分野でのとりくみ状況や決意表明などが語られました。
1人だけ発言者を紹介します。
岡山県労会議事務局員の弓田盛樹(ゆみた・さかき)君。
『学習の友』4月号の「かがやいてます」に登場しました。
勤通大労組コースも受講中です。
岡山の労働学校でも今回、講師デビューしています。
岡山県学習協の長久啓太事務局長のブログに彼の講師デビューの様子が掲載されています。
もちろん、全国学習交流集会in倉敷の宣伝もしっかりやってくれました。
まだ30そこそこの若き活動家です。
今後の活躍に期待しましょう!
最後に、6年前の米兵による横須賀強盗殺人事件の原告・山崎正則さん(被害者女性の夫)があいさつと決意表明。
22日の東京高裁判決を前にして、その思いが切々と語られ、会場から温かい連帯の拍手が巻き起こりました。
終了後、近所のお店にて有志で交流会。
労教協・学習協グループは河岸を変えて2次会へ。
最後は人数が減りましたが3次会まで行きました。
神奈川県学習協の新谷昌之副会長、大阪から駆けつけた関西勤労協の高見友章事務局長も最後までつきあってくれました。
とくに新谷さんは、1次会からよくしゃべってました。
労教協が総学習運動を提起してから4年が経ちますが、この間の教訓をふまえ、昨年秋の理事会からは、日米安保を軸とする総学習運動として提起し直し、安保学習を正面にかかげています。
全国的なとりくみとしてはまだまだこれからですが、先駆的なとりくみをしている神奈川や大阪にも学びつつ、さらにひろげていくために、今後とも奮闘します。 (総学習運動プロジェクト事務局)