明日(日付が変わってしまったので今日)から北陸出張です。
翌23日(月)は、石川と富山をオルグするため、明日は金沢に泊まります。
北陸は10数年前に旅行したことがありますが、仕事で訪れるのははじめてです。
その当時、私は歴史科学協議会という団体が編集する『歴史評論』(『歴評』)という月刊誌の編集実務のバイトをしており、96年12月号で「縄文時代像の再検討」という特集をくみました。
当時、三内丸山遺跡関係の報道やテレビ番組で、国立歴史民俗博物館(歴博・千葉県佐倉市)に所属する考古学者・佐原真さん(故人)が引っ張りだこになっており、「背広を着た縄文人」などといわれておりました(本当は弥生時代が専門なのですが)。
この特集の冒頭が佐原さんへのインタビューで、当時、『歴評』の編集長であった現代史家の山田敬男さん(現在は労働者教育協会会長)と編集担当者の1人であるTさんとともに、歴博にでかけました。
佐原さんの研究室にとおされると、私た3人はソファーに座るよう促され(あまり大きくないので、ちょっときつかったと記憶しています)、佐原さんは床に座布団を敷いて座り込み、「さて、何から話しましょうか」ときりだして度肝を抜かれたことを、いまでもよく覚えています。
その特集論文の1本に、能登半島にある真脇遺跡について書かれたものがあったことが、そのときの北陸旅行のきっかけの1つになりました。
真脇遺跡の周辺は、健康ランドや大きな公園があるなど、観光地化されていました。
もちろん、健康ランドでひとっ風呂つかってきました(^^)(^^)
その当時の能登半島は、半島の先まで鉄道がとおっていました。
七尾線側から列車に乗って半島の先まで行き、珠洲の民宿に泊まりました。
見知らぬ他の旅行者の方々と、夕食を食べながら何気ない会話を交わしたことをよく覚えています。
いまではすっかり、その当時あった鉄道はなくなってしまい、いまでは半島方面には、七尾線が和倉温泉まで、そこから先は3セクののと鉄道が穴水までとおっているだけです。
ローカル線にのんびり乗る旅行が好きな私としては寂しい限りです。
仕事をきちんとやることはもちろんですが、久しぶりの北陸、楽しんできたいと思います。 (勤通大部長・吉田ふみお)