労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

何度も何度も原点に立ち返りながら、勤通大運動を発展させよう!

 2012年の勤通大募集はまだはじまったばかりですが、単産とのより突っ込んだ打合せや懇談、対象の具体化にむけた議論、学習会・学習援助との結合の具体化の一環としての開校式やガイダンスのセッティングなど、従来にない運動をつくろうと奮闘中です。

 勤通大運動の今日的意味を考えるための討議資料も山田会長名で作成し、積極的に活用することを全国によびかけています。

 運動を大きくひろげていくためには、あらためて勤通大運動の意義や魅力について、主催者自身が積極的に語り、議論をよびかけていくことが大切だと思っています。
 この点の確認を出発点にするとともに、運動をすすめながら何度でも原点に立ち返り、くり返し議論していくことが、運動の発展にとって重要です。

 この討議資料では、「提言」における提起と論議されてきた内容をふまえ、基礎コースを中心に、東日本大震災福島原発事故を受けた情勢を意識しながら、勤通大学習の今日的意味について問題提起しています。

 討議資料はまず、大震災と原発事故を受けて、国民は政治や社会のあり方を根本から問い直しはじめていることを指摘し、日本社会の本質的な矛盾を見抜く力を身につけるために、基礎的理論学習をひろげることが大事であると強調しています。
 労組コースは労働組合運動の基礎的理論=「そもそも論」の学習にとって最適の「場」、基礎コースは階級的自覚をもつ労働者の育成に最適の学習の「場」であり、経済、政治、思想・文化などの全体を関連づけ、統一的に、歴史をふくめて学べる学説は科学的社会主義しかないこと、勤通大学習をつうじて「科学の目」と「変革の精神」を学びとろうとよびかけています。

 勤通大の意義と魅力は、人それぞれに、さまざまな語り方があるでしょうが、基本的には上記のことをふまえてうえで、それぞれが自分の言葉で語っていくことが大事なんだと思います。

 私自身も、科学的社会主義の基礎理論、労働組合運動の基礎理論を常に学び直しながら、運動の新たな前進にむけてがんばっていくつもりです。
 全国の多くのみなさんの力で、労働運動をはじめとするさまざまな社会運動の発展に貢献する学習教育運動を強く大きくしていきましょう。  (勤通大部長・吉田ふみお)