労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

「福祉国家」研究会(第1回)

 本日、全労連会館内にて、「福祉国家」についての研究会(第1回)を開催し、22人が参加しました。
 
 1回目の今日は、「『福祉国家論』の歴史的理論的検討」と題して山田敬男氏(労教協会長)が報告し、それにもとづいて議論しました。
 
 山田報告はもともと、3月末にひらくはずだったのですが、3月11日の東日本大震災直以後の混乱で延期になっっていました。
 2010年度研究会の最後のはずでしたが、そういう事情で、2011年度研究会の後半の1回目にもってきて、「福祉国家」については11月と12月にも研究会をひらき、全3回になります。
 
 山田氏は、1.現代福祉国家をめぐって、2.日本における「現代福祉国家」の追求、3.日本における「福祉国家」をめぐる議論、4.どのような視点から「福祉国家」を議論する必要があるか、の4つを柱にしていました。
 
 討論では、「現代福祉国家」の定義、運動現場からの問題提起、社会民主主義の評価などをめぐって活発な議論がなされました。
 
 次回は11月30日(水)14:00~17:00に開催します。
 猿田正機氏(中京大学)が「福祉国家スウェーデン労働組合」について報告します。
 
 どなたでも参加できます。
 参加希望者は労働者教育協会gakusyu@po.jah.ne.jp(担当:大石、吉田)までお願いします。