2004年に愛知県の犬山で全国学習交流集会がひらかれ、2006年には神奈川の横須賀と三浦でひらかれて、いずれも大きな成果をあげています。
この全国集会をつうじて、愛知県学習協、神奈川県学習協が青年や労働組合との協力関係を強めて、組織として大いに活性化しました。
全国的な活動の交流から、各地域のすばらしい活動経験を学び励まされ、全国集会の魅力があらためて再認識されています。
そして、2007年に「運動の担い手をつくっていこう」「運動論を議論しよう」と学習教育運動セミナーが、倉敷、滋賀、浦和でひらかれ、2009年には東京と奈良でひらかれ、今年2011年は札幌、鬼怒川、浜松、鹿児島でひらかれています。
あらためて、大衆的学習教育運動は何か、その目的と任務、組織の性格などが議論されています。
こうした議論をつうじて、2010年代を展望する運動論についての議論もはじまっています。
ただ2008年に予定されていた岡山・倉敷集会が選挙情勢との関連で中止されたことは、2004年からの流れが一時的に中断され、学習教育運動の前進にとって残念な結果になりました。
2010年には東京で全国集会が開催され、参加人員が目標よりも下回るものになりましたが、内容的にはかなり充実したものになりました。
全国的規模で交流することのすばらしさが、感想文で語られています。
この試みがどれだけの意味をもつかは、今後しばらくの努力の結果を待たなければなりません。
しかし、長い間の大衆的学習教育運動の停滞状況を打ち破る新しい挑戦として、この2つのイベントを成功させることはきわめて大きな意味をもっています。
来年2012年は、労働者教育協会が創立60周年を迎えます。
それにむけて、新たな運動の前進をつくっていくことが大切です。
この倉敷集会の成功につなげていくために、当面する『学習の友』拡大・普及運動(10月いっぱいが拡大月間)、2012年度勤通大募集と学習援助をはじめとする1つひとつの活動で着実に成果をあげていきたいと思います。
多くの方々のご協力をお願いします。 (ブログ担当・吉田ふみお)
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