労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

日本医労連専従者グループの労組コース学習会

 3月からスタートした日本医労連の若手専従者グループによる労組コース学習会は先日、5回目(第5章)が終了。
 第1回テストの提出も順調に進みつつあります。
 
 メンバー1人ひとりが何の遠慮もなく素朴な疑問をぶつけてくるので、議論が活発に、そして楽しく展開しています。
 
 6月の学習会(第4章)では、こんな質問がでました。

  「よく『政府・財界』と一緒で表記されているのはなぜか。たとえば労働法制の改悪が財界にとってうま味のあることなのはわかるが、政府にとって何の利益があるのか。政府が国民の利益に反することをするのはおかしい」
 
  「これはかなり高度な内容。いきなり解答してもらうより、議論した方がいい」という座長の提案で意見交換がはじまりました。
 
  「政府・財界が一体になって情報操作をしている」
  「政治家は財界から政治献金を受けとっている」
  「財界の有力者が政治家になる例もある」
 
 などなど、なかなか鋭い意見飛び交いました。
 
 最後にチューターの私から、基礎コーステキストにある「政・財・官癒着の三者同盟」について解説。
 政治献金だけでなく、ぐるみ選挙や姻戚関係(政略結婚)、天下り・天上り、審議会政治のことなどを話すと、一同驚愕。
 ふだん厚労省を相手にすることが多く、「たしかに審議会はヒドイ!」という声もでました。 (勤通大部長・吉田ふみお)