労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

静岡東部オルグ

 昼間、ごく簡単な第一報を携帯から投稿しました。
 以下、つづきです。
 
 それにしても……静岡ってひろい!
 これまで静岡県だけで3回もオルグしてます。
 静岡市、浜松を中心とした西部、そして東部です。
 さらに、富士や富士宮のあたりも残っています。。。
 
 朝10:00に伊東駅で県学習協事務局長のKさん、車をだしてくれた三島・沼津地域で学習協活動をしているTさんと待ち合わせました。
 
 まわったのは合計8ヵ所。
 伊東→熱海→三島→沼津と、かなり広範囲をまわりました。
 
 午前から昼休みにかけて、伊東市職員労働組合連合会、熱海市職、静岡民医労(三島)。
 昼食後はひきつづき三島で2ヵ所。保育園、社会保険病院(厚生連労組)。
 沼津に移動して3ヵ所。建交労近物レックス支部国労静岡東部支部駿河銀行労組。
 
 ちなみに建交労近物レックス支部は表敬訪問。ほぼ毎年、一定人数の受講申込があります。
 
 担当者不在の所も何ヵ所かあり、資料と名刺を置いてきました。
 
 このうち、比較的、好感触だったのは、熱海市職、静岡民医労ですかね。。。
 
 今回は、担当者や役員と会えた所では、けっこうじっくり話すことができました。
 
 訪問したどの職場・組合も、ご多分にもらず、かなり苦労しています。
 次世代育成の重要性という点では、どこでも一致できます。

 しかし、実際に勤通大学習にふみだすとなると、、、
 目の前の課題に追われたり、仕事の忙しさなどで、なかなか厳しい……
 
 これは静岡だけのことでなく、全国どこでも、オルグに行くたびに感じることです。
 「構造改革」のツケは本当に深刻です。
 
 運動全体が厳しいのですから、勤通大が伸びないのは、ある意味、当然といえば当然かもしれません。
 しかし同時に、こういうときだからこそ、思い切って一歩下がり、次世代育成や自力の再養成に力を入れていくことが大切ではないでしょうか。
 誤解を恐れずにいえば、当面の課題へのとりくみを、ある程度、弱めてでも。
 
 それぞれの職場・組合の実情に寄り添いながら、どういうかたちで学習活動に着手するのがいいのかを、労働組合や民主団体、職場や地域の活動家と、労教協・学習協が、よく話し合いながら、模索していくことが重要だと思います。

 同時に、ただ話し合うだけでなく、具体的に一歩も二歩も踏み込んで、学習活動にとりくんでもらうなかで、労教協・学習協がしっかりと学習援助に携わることで信頼関係を築いていくことが大切です。
 
 学習教育運動も力が落ちていますから、対応しきれないことも少なからずあります。
 あまり無責任に何でもかんでも引き受けるのはよくありませんが、場合によっては、思い切って、「私たちに任せてください!」と胸をはって宣言し、引き受けることも必要だと思います。
 
 もちろん、引き受けたからには責任をもたないといけませんが、そのさい、できる限り、協力者をもとめることが大切です。
 「力に余る」ことをあえて引き受けることで、当然、ごく限られた人間だけで対応するだけでは追っつかなくなります。

 すでに労教協や学習協の会員になってもらっている方々には、「仕事ができたぞ」、これからよびかける方々には、「こういうことで、人手が足りない。ぜひあなたの力がほしい」とよびかける。
 要するに、新たな仕事を得ることは、同時に、それだけ新たな担い手が必要になる、ということです。

 「仕事が増えて、たいへんだ」と考えるのではなく、「仕事を増やすことで、担い手も増やす」というふうに考えることも大事かと。
 
 まあ、いうほどうまくいくとは限りませんが、大事なことは、私たち自身が「挑戦する姿勢」を失わないことではないかと思います。  (勤通大部長・吉田ふみお)