労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

総学習運動─平和・安全保障

南スーダンPKO閣議決定

本日午前、安倍政権は、南スーダンPKOに派遣する自衛隊への新任務付与を閣議決定しました。 さっそく、首相官邸前では抗議集会がひらかれています。 駆け付け警護:「殺される危険」官邸前で抗議集会(『毎日新聞』) https://news.nifty.com/article/domest…

時の問題/駆け付け警護は必要か?/南スーダン派遣の陸自部隊

時の問題/駆け付け警護は必要か?/南スーダン派遣の陸自部隊 政府は南スーダンに派遣する陸上自衛隊に、「駆け付け警護」などの新任務を付与する方向です。「戦死」の危険が高まるのに、いまだに「リスクは増えるわけではない」(10月12日、稲田朋美防衛相…

軍事研究助成の新設枠を検討 1件数十億円に上限拡大

安倍政権が「復活」してから、軍事費の増大が止まることを知りません。 本日の『東京新聞』に、「軍事研究助成の新設枠を検討 1件数十億円に上限拡大」と題する記事が1面トップで掲載されました。 執筆したのは、最近、『武器輸出と日本企業』(角川新書)…

自衛隊員を死なせるな/元自衛官の井筒高雄さん

自衛隊員を死なせるな/元自衛官の井筒高雄さん 国会前集会では、元自衛官の井筒高雄さんがスピーチした。その要旨を紹介する(文責・編集部)。 ○ 安倍さんの独り善がりの海外派兵によって、自衛隊員の命がぞんざいに扱われている。南スーダンでいよいよ戦…

南シナ海の領土紛争と解決の方向

今日も勤通大憲法コーステキストからです。 注として掲載されている文章を、本ブログでも紹介します。 テキストをつくったのは3年前(一定の改訂は重ねていますが、枠組みは一緒です)この問題の基本的な枠組みは変わっていないと思いますし、やはり武力行…

国連憲章における「武力の行使」とは

勤通大憲法コーステキストの注として掲載されている文章を、本ブログでも紹介します。 ********** 国連憲章における「武力の行使」とは 国連憲章は、国際連盟規約やパリ不戦条約が、日本が起こした満州事変のような宣戦布告のない「事実上の戦争」…

対症療法だけではなく、根治にむけた本格的なとりくみを

昨日の政府発表で、いよいよ安保法制(戦争法)による「駆けつけ警護」訓練が開始され、自衛隊員が海外で「殺し殺される」事態に巻き込まれる武力行使に踏み込む危険が現実のものになろうとしています。 安保法 本格運用へ 海外で武力行使の訓練解禁(『東京…

「抵抗=武力行使」か?《改訂版》

以前に掲載した文章を加筆修正のうえ再掲載します。 ********** 国家が外国からの攻撃や支配にたいして自己防衛の権利をもっていることは、いうまでもないことです。 しかし、その方法は武力の行使だけに限られるのでしょうか? 歴史的にみれば、…

沖縄の米軍基地は39%?

翁長知事が、「開いた口がふさがらない」という気持ちがよくわかります。 あまりにも姑息です。 沖縄への施設集中「誤認」 在日米軍見解に知事不快感(『東京新聞』) ********** 勤労者通信大学2016年度受講生募集中! 9月末まで受け付けます! …

インタビュー/日米印軍事演習が引き金に/どうみる東シナ海の緊張・上/孫崎享・元外務省国際情報局長に聞く

インタビュー/日米印軍事演習が引き金に/どうみる東シナ海の緊張・上/孫崎享・元外務省国際情報局長に聞く 中国海軍の艦船が6月9日、沖縄県の尖閣諸島周辺の接続水域を通航し、15日には鹿児島県沖の領海に侵入した。政府与党は参院選で、この問題を安保…

戦争違法化原則と集団安全保障を深く学ぼう!

戦争法の廃止と立憲主義の回復は、“緊急事態”ともいうべき最優先の国民的課題になっています。 当然、参院選の争点の中心中の中心です。 野党共闘や幅ひろい国民的共同の視点からは、自衛隊や安保の是非についての立場のちがいを脇に置いた連帯が必要なこと…

武器輸出、大手は慎重 「成長戦略」政権思惑とズレ

武器輸出もなかなか安倍首相の思惑どおりにはいかないようです。 この点についても学習と運動を強める必要がありますね。 武器輸出、大手は慎重 「成長戦略」政権思惑とズレ(『東京新聞』6月20日) ********** 勤労者通信大学2016年度受講生募集…

STOP!安倍政治/「戦争する国」へ一直線/安保法廃止で任務拡大の撤回を

STOP!安倍政治/「戦争する国」へ一直線/安保法廃止で任務拡大の撤回を 強行採決された安保法(戦争法)に基づく自衛隊のPKO(国連平和維持活動)派遣が迫っています。 現在自衛隊は南スーダンPKOに派遣され、国内のインフラ整備などの支援を行…

自民内で「敵基地攻撃能力を」 「専守防衛」逸脱の恐れ

この問題、本当にしつこく議論されています。 専守防衛の枠を超えているだけでなく、そもそも技術的に実現性の厳しいものであることも以前から指摘されています。 自民内で「敵基地攻撃能力を」 「専守防衛」逸脱の恐れ(『東京新聞』) この種の議論を払拭…

戦争・戦場のリアルとむき合う(続)

『東京新聞』記事のつづきです。 3月29日(土)に韓国の兵役経験者のインタビューが掲載されています。 戦争・戦場とともに「軍隊のリアル」ですね。 まあ、考えてみれば当たり前のことですが。 <証言者>韓国の兵役経験者 兵士は「駒」 使い捨て(『東京…

戦争・戦場のリアルとむき合う

強行された戦争法施行が目前に迫っています。 これまでも何度も議論されてきていますが、戦争法が具体的に発動されれば、自衛隊員が海外での戦闘に巻き込まれ、「殺し殺される」事態となることも想定されます。 戦争法を廃止するためには、戦争・戦場へのリ…

戦争法の発動を許さない!─総がかり行動実行委員会の声明

昨日、安倍政権は戦争法施行の閣議決定を強行しましたが、憲法共同センターのアピールにつづき、総がかり行動実行委員会も声明を発表しましたので、掲載します。 ********** 声明:私たちは戦争法の発動を許さない! 施行令閣議決定に抗議します!…

戦争法施行の閣議決定を強行

本日午前、安倍政権は戦争法施行の閣議決定を強行しました。 安保法29日に施行 反対半年続く中、閣議決定(『東京新聞』) 南スーダンPKOでの「駆けつけ警護」など、自衛隊員が「殺し殺される」状態に巻き込まれる現実的な危険が迫るなか、また多くの国民…

『学習の友』新連載講座について

『学習の友』2016年3月号から、総学習運動の新連載講座をスタートしました。 1回目は川田忠明さんによる「北朝鮮や中国の動きにどう対応するか─戦争法の危険はどこにあるか」として、2000万署名特集に組み込みました。 以下、同誌掲載の「連載にあたって」…

核問題のコラム

憲法コースの補強点の1つに核問題があります。 核問題の記述がこれまで弱かったので、新規のコラムを挿入しました。 以下、紹介します。 ********** コラム ヒロシマ・ナガサキと核兵器廃絶の運動 第2次世界大戦末期の1945年8月6日と9日にア…

軍事費5兆円超に海外注目

2016年度政府予算案が発表され、ついに軍事費(防衛費)が5兆円を突破しました。 予算案の段階とはいえ、第2次安倍政権になってから4年連続で軍事費は増加しており、軍拡路線まっしぐらです。 こうした軍事傍聴傾向にたいして、海外のメディアが敏感に反…

戦争法施行、防衛装備庁発足─いまこそ学習活動の強化を!

戦争法が一昨日9月30日、公布されました。 今後、6ヵ月以内に施行されます。 防衛省は、自衛隊による米艦防護や、国連平和維持活動(PKO)での任務拡大に対処するため、武器使用基準の緩和などの作業を加速させる方向です。 南スーダンでのPKO活動に派遣し…

“こんなに揉めてるならなんかおかしいんじゃないの?”

歴史に残る安倍政権・自公与党の暴挙は、反対派はもちろんのこと、善意で戦争法に賛成している方、態度をきめかねている方、よくわからないという方にも大きな影響を与えたことと思います。 「いくらなんでも、やり過ぎだろ?」 戦争法にたいする立場のちが…

違憲無効! 安倍退場!

聞く耳もたない安倍さんと、戦争法賛成議員には、さっさと退場してもらいましょう。 とにかく、まずは来年の参院選です。 それまでにさまざまなとりくみがあると思いますが、1つひとつのとりくみを丁寧に積み重ねていくことが大事でしょう。 いくら強行しよ…

安倍戦犯内閣を許さない!

戦争法案可決! 共産党・小池議員の反対討論は歴史に残る名演説でした。 安倍戦犯内閣は断固糾弾! 裁判闘争など各地・各方面で新たなたたかいもはじまることでしょう。 当面は、それらのたたかいの積み重ねを参院選につなげていくことです。 ともにがんばり…

戦争法案、いよいよ本会議採決か?

戦争法案をめぐるたたかいは、大詰め中の大詰めを迎えつつあります。 先ほど、参議院本会議にて、鴻池安保特委員長の問責決議案が否決されました。 延会手続きがとられ、日をまたいで19日0時10分から再開です。 安倍政権・自公与党がねらった18日採決はなり…

断固糾弾!

無法、無効の強行採決「らしきもの」から一夜明け、参院本会議は10時から再開され、現在進行中です。 野党は問責決議案を連発するなどの手段で対抗をつづけています。 与党は午後にも採決を強行しようというかまえです。 いくら強行しようとも、違憲の法律は…

戦争法案断固阻止!

国会情勢はきわめて緊迫しています。 労教協有志も昨夜、国会前に駆けつけました。 最新情報では、参院安保特の理事会を理事会室ではなく第一委員会室にて開催するとして招集をかけて、いきなり委員会を強行しようとして野党が猛抗議。 民主党が委員長不信任…

“国防に当たれる人材を育てたい”=自衛隊コース

昨日紹介しました高知中央高校の「自衛隊コース」ですが、『産経新聞』では、近森理事長が「忠誠心をもって日本の国防に当たれる人材を育成したい」と話したことを紹介しています。 他紙とはややトーンのちがう報道です。 戦争法案が来週にも強行採決される…

高知の高校に「自衛隊コース」

高知県の私立高校に「自衛隊コース」ができるそうです。 高校に「自衛隊コース」をつくるというのは、全国初のことのようです。 保守的な県ではなく、9条の会組織率1位、共産党得票率1位の高知だというところに、権力側の陰謀を感じとる人もいるかもしれ…